子宮筋腫ははっきりとした原因が分かっていない面もある子宮の良性腫瘍です。
そんな子宮筋腫にもあまりいい影響を与えない食品が存在するということが徐々に分かってきました。
今回、この子宮筋腫に悪い食べ物というテーマで代表的な食品をいくつか紹介し、反対に良い影響を与える食べ物についても触れていきます。
これを読めばきっと子宮筋腫における食習慣が分かるのではないでしょうか。
それでは子宮筋腫に悪い食べ物の紹介からしていきましょう。
子宮筋腫の悪化が指摘される悪い食べ物!赤肉やハム
子宮筋腫の悪化が懸念される食べ物の代表格が赤肉です。
この赤肉という言葉からマグロなどの赤身の魚を連想する方もいますが、一般的に家畜などの肉を指します。
例えば、牛肉、豚肉、羊肉です。
日本ではそこまで頻繁に食べられませんが、やぎや馬などの肉も含まれます。
つまり哺乳類全般の肉を指すのが赤肉ですが、この赤肉を使った食品を摂取するとエストロゲンが増加し子宮筋腫が巨大化する可能性があるという報告が出ています。
また、発がん物質を若干量含んでいる赤肉の加工品、ハムやソーセージなども悪化することが指摘され、更に子宮筋肉腫という悪性腫瘍へ移行するリスクも指摘されているのです。
このように明らかなリスクがあることから今食べている量よりも減らして食べることや鶏肉などに置き換えるといった対応をすることが推奨されます。
ただし、全く食べてはいけないというわけではなくバランスの良い食事の一環として食べるという形で摂取してみてはいかがでしょうか。
子宮筋腫に悪い食べ物?コーヒーやお茶などの嗜好品
子宮筋腫に悪い食べ物として指摘されているのがコーヒーやお茶です。
これらの食品には多くのカフェインが含まれており、このカフェインの影響によって子宮筋腫への血液の流入が活発になって子宮筋腫が巨大化するという意見があります。
ただ、この意見に関しては明確に悪化するというデータは2020年5月現在出されていません。
そのためお茶やコーヒーを飲んではいけないとは言い切れないのです。
とは言っても疑わしいものは避けた方が望ましいので、お茶やコーヒーはカフェインレスの製品などを選ぶといった対応をするのがオススメです。
絶対的に悪い食べ物ではありませんが、注意が必要なものとしてこれらカフェインの入った嗜好品は注目されています。
子宮筋腫には悪いだべものばかりではない!大豆や野菜
子宮筋腫はあれもダメ、これもダメというわけではありません。
逆もあるように食べると良い食物も存在します。
それが大豆や野菜です。
大豆は植物性のエストロゲンが含まれています。
こう聞くと悪化する成分では、と思われがちですが通常のエストロゲンよりも効力の弱いものです。
この植物性エストロゲンが、子宮筋腫などのエストロゲンと結びつく場所に届くことで本来つながるはずだった強いエストロゲンが結びつかず、子宮筋腫の巨大化を妨げます。
野菜も有効です。
野菜には食物繊維が多いため、エストロゲンを吸収して体外に排出する働きもあります。
その作用から巨大化を妨げてくれるのです。
これ以外にも野菜に含まれるビタミンBが肝臓の働きをよくしてエストロゲンのレベルを低下させる作用があります。
こういった作用から大豆や野菜を食べることをオススメします。