子宮筋腫とは、子宮にコブのようなものができる症状です。
コブといっても良性の腫瘍のため、子宮筋腫になっていることが発覚しても、命に関わる状態になることはありません。
さらに、子宮筋腫が体に影響を与えやすい期間は、30代から40代頃から閉経までの期間で、閉経になれば子宮筋腫自体も小さくなっていくことが殆どです。
そんな子宮筋腫ですが、少しでも症状を抑えたいと考えるのであれば、食生活など生活習慣の見直しをしてみると良いでしょう。
子宮筋腫になってしまう原因とは
子宮筋腫は30代から40代に多い病気の一つで、女性の3人に1人から4人に1人はかかる可能性がある病気とされています。
症状には個人差があり、貧血などで悩まされる人もいれば、日常生活に全く影響がなく子宮筋腫になっていることに気付かないまま閉経を迎える人もいます。
子宮筋腫になる原因は女性ホルモンが活発に分泌されていることとされていますが、それ以外に食生活によって子宮筋腫が発生する可能性があると言われることもあるため、子宮筋腫になりたくないのであれば食生活の改善など生活習慣の見直しも心がけておく方が良いでしょう。
ただ、生活改善の見直しなどの対策を行った場合であっても、子宮筋腫になる確率をゼロに抑えることはできません。
子宮筋腫になるリスクを下げるには
生活習慣の見直しによって、子宮筋腫にかかるリスクを下げたい場合は、赤肉やハムなど子宮筋腫になる可能性がある食品に注意をしておくと良いでしょう。
ただ、30代から40代というのはまだ働き盛りで、体には多くの栄養素が必要な年代です。
子宮筋腫のリスク軽減のために、赤肉やハムを全く食べないなど、極端な生活を送れば栄養バランスに問題が出て、健康面に大きな影響が出る可能性がないとは言い切れません。
さらに、特定の食材を避けることでできることは、子宮筋腫が発生するリスクを軽減するのみで、リスクをゼロにすることはできません。
そのことを考えると、子宮筋腫を完全に抑えようとするよりも、正しい生活習慣を心がけ健康な状態で閉経が来る日を待つ方が良いでしょう。
子宮筋腫だと気づいた時にしておきたいこと
子宮筋腫かもしれないと感じた場合や、子宮筋腫になった後も元気に生活をしたいという場合は、貧血対策をしておくと良いでしょう。
症状の中で最も多いだけでなく、生活にも影響を与えやすいものが貧血です。
子宮筋腫になった後も、変わらぬ生活を続けたいのであれば、レバーなど鉄分が多い食品を積極的に摂取する、たんぱく質をしっかり補う、鉄の吸収率を高めるビタミンCを摂取するなど、毎日の食生活の見直しから始めてみると良いでしょう。
生活習慣の見直しをしたい気持ちを持っていても、自炊をする余裕がないという場合は、毎日の食事に鉄分などが含まれた副菜を一つプラスするだけでも、貧血対策に繋がります。
できる対策をしておけば、子宮筋腫になった場合でもこれまでと変わらない生活を送りやすい状態を作れるでしょう。