赤ちゃんを産むという大切な役割を持つ女性、子宮を持っていることから男性には無い病気を発症することも多いです。
ストレスを溜めない・定期的に病院に行くといったことを心掛けて、症状が悪化しないよう注意しなければなりません。
日々の食生活でも予防や改善は可能、我々の身体は毎日食べたものから出来ているのです。
子宮筋腫だって同じ、ただ中途半端な知識で本当は必要な大豆製品を危険なものとみなして、遠ざけている方がいます。
女性ホルモンと大豆製品の関係、そして子宮筋腫
柔らかくて丸みを帯びていて、膨らんだ胸や締まった腰元と女性らしさを作り出してくれているのが女性ホルモンです。
月経・妊娠・出産にも深いかかわりを持っており、無くてはならないものなのですが40代を過ぎた頃から減少してきます。
閉経の前後になると更年期障害も出てきて、それを防ぎいつまでも綺麗なままでいられるためにも、そして精神面での不調を減らす目的でも大豆製品をきちんと取ることが推奨されます。
女性ホルモンエストロゲンと大豆イソフラボン、似た働きをもっているからです。
一方、子宮の壁に出来る良性腫瘍の子宮筋腫も女性ホルモンが影響していると考えられています。
たっぷりのエストロゲンは筋腫のサイズを大きくし、悪性ではないものの赴任を引き起こす危険さえもたらすのです。
女性らしさは手に入れたいけれど赤ちゃんが産めない身体になるのはいや、そういった理由から大豆製品の摂取を控えようと考える方もいますが、それは違います。
補充だけではなく抑制効果も持つイソフラボン
女性ホルモンが少なくなりすぎると不調をもたらすことは、更年期障害の様子を見ていれば分かります。
ただ、イソフラボンの場合は補うだけではなく増え過ぎたエストロゲンを抑制する効果もあるのです。
多くなり過ぎれば、子宮筋腫だけでなく乳がん・子宮がんを引き起こす原因ともなります。
ちょうどよい量になっているからこそ心も体も健康でいられるわけで、そのために大豆イソフラボンは大きな役割を果たしてくれます。
子宮筋腫が大きくなってほしくないから取らないなんてもったいない、むしろ積極的に摂取するようにしましょう。
ちなみに、大豆イソフラボンには悪玉菌LDLコレステロールを減らして善玉菌を増やしてくれる役割もあり、今はやりの菌活が出来ます。
骨粗鬆症を防いでもくれるし女性ホルモンのバランスが整うと美肌や豊胸だって期待出来て、いいことづくめというわけです。
本当に危険なのは動物性脂肪由来のエストロゲン
昔と比べると、今の女性は子宮筋腫に苦しむ方が多くなっています。
大豆製品をあまり取らなくなったということもあります。
更には肉や乳製品といった動物性脂肪の摂りすぎも原因となっているのです。
実はこれらもエストロゲンを作り出すのに有効な栄養素、ただ増やす一方で不要なものが体外に排出されることは無く蓄積されていく一方です。
そうすると女性ホルモンのバランスが崩れるだけです。
大豆以外にも、食物繊維・海藻類・野菜類・玄米などが過剰なエストロゲンを排出する力を持ちます。
和食中心の食生活こそが良いということ、忙しくて難しいという方も牛乳の代わりに豆乳を飲むようにしたりお豆腐・納豆といった手軽に食卓に出せる1品を活用するだけでも違います。